歯は、人の印象に大きく影響を与えると言われています。
ホワイトニング治療では、歯磨きやクリーニングだけでは落とせない着色・変色・黄ばみを改善し、美しい口元を目指すことができます。
美しい白い歯を手に入れて、自信に満ち溢れた笑顔を手に入れましょう。
この記事では、予算、それぞれの効果、他の治療方法を検討すべき場合など、シンガポールで歯を白くする方法についてご紹介します。
【歯の着色や変色、黄ばみの原因】
歯の変色は、食生活、歯の損傷などの外的要因と内的要因、加齢により、時間の経過とともに起こります。
・外因性変色
歯の外層(エナメル質)に生じる汚れが原因で起こる変色のこと。
エナメル質は食べ物や飲み物に直接触れるため、日常生活を送る中で徐々に歯の色が変わっていくのは通常のことです。
特に、カレー・チョコレート・コーヒー・紅茶・ワインなど色の濃い食べ物や飲み物の摂取、喫煙により変色することが知られています。
外因性の変色の場合、歯のクリーニングにより除去することで、歯を本来の白さに戻すことができます。
・内因性変色
歯の内層(象牙質)に生じる変色のこと。
変色はより深刻で、歯の内部に汚れの粒子が蓄積されているため、茶色や灰色に見えることがあります。
特定の薬剤(抗ヒスタミン薬、抗生物質)の使用によるものやエナメル質形成不全、乳幼児期における疾患によるもの、神経を除去した歯、外傷歯、フッ化物への過剰曝露(フッ素成分の摂りすぎ)、遺伝などが原因になり得るといわれています。
内因性の変色の場合、歯のクリーニングだけでは白くはならないため、
ホワイトニングが特に有効になります。
・加齢による変色
加齢により歯が黄ばんで見えることもあります。
歯の表面のエナメル質は、色が薄く半透明です。
このエナメル質は加齢とともに薄くなるため、歯の内部にある黄色味をおびた象牙質の色がより目立つようになるのです。
さらに、象牙質は時間の経過とともに密度が高くなり、これにより歯の変色がさらに顕著になります。
歯科医院でのホワイトニング治療は、薬剤の成分が歯質の色素を分解することで白くなるので、象牙質への漂白作用にも効果があります。
ただし、あまり変色が濃い場合はホワイトニングだけでは効果が出にくい場合があります。
その場合は、被せ物やラミネートベニア等の治療を併用することで、歯を白くすることを検討する必要が出てきます。
【ホワイトニング治療の仕組み】
ホワイトニング治療では、過酸化水素や過酸化尿素といった漂白成分が含まれている薬剤を用います。
歯の表面に薬剤を塗ることで、その成分が歯の表面(エナメル質)に浸透し、汚れの原因となる色素分子を分解します。
色素分子が分解されると、化学物質は体に無害な水と酸素分子に形を変えます。
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングにはこの仕組みが使われており、内因性・外因性の変色に有効です。
市販のホワイトニング歯磨き粉には、歯の表面の汚れを優しく取り除く成分や、汚れを分解する化学物質が含まれていますが、その効能については激しい議論が続いています。
ホワイトニング歯磨き粉では表面の汚れしか取り除くことができず、歯の色を明るくすることはできない上に、効果は長続きしません。
さらに、研磨剤が含まれている歯磨き粉の使用は、時間の経過とともに歯の表面を傷つける可能性があります。研磨剤が非常に強く、エナメル層を永久に薄くする可能性があるためザラザラした歯磨き粉、塩分や大きな粒子を含む歯磨き粉などは避けた方が良いでしょう。
【ホワイトニング治療の種類】
ホワイトニング治療には、歯科医院でプロの手で行う『オフィスホワイトニング』と、ご自宅でご自身で使用していただく『ホームホワイトニング』の2種類があります。
・オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは、歯医者に通い歯を白くする方法です。
安全に薬剤を扱える資格を保有したプロの手で施術を行うため、高濃度の薬剤である過酸化水素を使用できます。
歯の部分のみに薬剤が触れるよう注意しながら、施術を行います。
早いと1回目から効果を感じられる方が多く、繰り返して施術を行うことでより歯のトーンアップを実感することができます。
ホワイトニング治療の中で最も効果的な方法です。
・ホームホワイトニング
ホームホワイトニングは、ご自宅などでお好きな時間にご自身で行っていただく方法です。
オーダーメイドでお作りするマウスピースに、ジェル状の薬剤を入れて使用していただきます。
ホームホワイトニングで用いられる薬剤の成分は過酸化尿素といわれるものです。使用する際には過酸化水素に分解されるので、歯が白くなる仕組みはオフィスホワイトニングと同じになります。
オフィスホワイトニングと比べると、緩やかに効果が現れますが、何度も通院することが難しい方におすすめです。
【ホワイトニング治療の安全性】
ホワイトニングで使用される薬剤は、安全性が認められる成分を使用しています。歯科医師の管理下で適切に使用すれば、歯そのものが弱くなってしまったり、歯に傷がつくといった心配はありません。
しかし、使用する薬剤の影響や歯のエナメル質の薄さにより知覚過敏が生じたり、歯茎に薬剤が付着し炎症を起こすなど、歯以外の部分に副作用が出る恐れはあります。
ホワイトニング中に次のような副作用を感じた際は、すぐに歯科医師にご相談ください。
・歯茎の灼熱感
・口や皮膚の火傷
・強い知覚過敏症状
・歯肉の退縮
・口腔内の感染
【ホワイトニング中に起こりうる代表的な副作用】
・知覚過敏
ホワイトニング中は、過酸化水素や過酸化尿素という薬剤を使用して歯を白くしていきますが、場合によっては知覚過敏を引き起こす可能性があります。
これは一時的なもので、時間が経つにつれておさまります。
・歯肉の炎症
使用する薬剤が歯茎に触れることでヒリヒリ、チクチクした痛みや、焼けるような痛みを感じることがあります。
比較的濃度が低いとされるホームホワイトニングの薬剤であっても起こり得るものです。
ほとんどは一時的なものであり、数日で治癒するケースが多いです。
・歯茎の白色化
ホワイトニングで使用する薬剤が歯茎に付着することによる薬剤焼け(ケミカルバーン)が起こって一時的に歯茎が白くなる場合があります。
薬剤の効果が低下するとともに、歯茎の色も元のピンク色に戻ってきます。
・胃腸の炎症
誤ってホワイトニング剤を飲み込んでしまうと、胃の調子が悪くなることがあります。喉が焼けるような感覚を感じることもあります。
【効果を長持ちさせるには?】
ホワイトニングの効果は永久的なものではありません。時間の経過とともに色戻りが生じます。そのため、ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法を把握することも重要です。
食後の歯磨きや着色しやすい飲食物をできるだけ避けるように意識したり、定期的に歯科医院に通いメンテナンスや再施術を受けることでホワイトニングの効果を長持ちさせられます。
【当院のホワイトニング治療の特徴】
ホワイトニングに使用される薬剤は、歯科医師や歯科衛生士などの国家資格を持った人でないと取り扱いができない医薬品です。
そのため、市販品やサロンなどで思うような効果がなかったという方も歯科医の管理の元で行うホワイトニングなら、本来の歯以上の白さを実現できる可能性があります。
Dental Designs Clinicでは、安心・安全な治療をお届けすることはもちろん、ホワイトニングの効果を最大限に感じていただけるよう、ホワイトニング剤使用前のプロフェッショナルケア・副作用軽減のための処置・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用できるプランなど、患者様一人一人に最適なプランをご用意してお待ちしております。
【効果を実感できるまでの期間】
・オフィスホワイトニング
ホームホワイトニングや市販の製品よりも高い濃度のホワイトニング剤を使用するため、1回の施術でも効果が実感できる場合が多いです。
・ホームホワイトニング
元の歯の色や歯の質によって個人差はありますが、通常2〜4週間ほどで効果が実感できる場合が多いです。
使用するホワイトニング剤の量やホワイトニング用のマウスピースを装着する時間によっても効果の程度は異なります。
【歯をどれくらい白くするべきか】
ホワイトニング治療は、見た目の印象を改善し、笑顔に自信を持たせるために重要な治療です。
単純に"白い歯"を目指すだけでなく、一人一人に合った"自然な白さ"を追求することが、理想的な結果を得るためのポイントとなります。
治療を受けて歯がどの程度白くなるかは、現在の歯の状態・汚れや黄ばみの程度・そして遺伝によっても異なります。
髪質や肌の色が親から遺伝するように、歯の質も遺伝すると言われています。
また、日本人のエナメル質(歯の最表層)は薄く、その下の黄色みがかった象牙質が透けて見えやすいため、欧米人の歯と比較すると元々黄色みがかって見える傾向にあります。
どれくらい歯を白くするかは個人の好みにもよりますが、目安として、目の白目部分の明るさを基準にすると、全体のバランスが取れた美しい仕上がりが得られると言われています。
【ホワイトニングを何度試しても歯の色が気になる場合には】
そのような場合は、ラミネートベニアを検討されることをおすすめします。ラミネートベニアは好みの白さに調整し、歯本来の色よりも明るい色合いを選択することができます。
前述のように、歯を白くできるのは限界までです。その限界は、歯の構造、成分、遺伝的要因によって決まります。歯の詰め物が複数あると、歯を最適なレベルまで白くすることができません。歯の傷や構造上の欠陥も、ホワイトニング剤では取り除けない場合があります。
【一本の歯だけを白くできるか】
一本だけ歯が変色しているケースは、表面的な汚れの付着ではなく歯の内部に問題があることが多く、そういった歯の変色を改善する方法もあります。
外傷や大きな虫歯などにより神経がなくなった歯(失活歯)が変色した場合に行う、ウォーキングブリーチと呼ばれるホワイトニング方法です。
ウォーキングブリーチは、歯の内部に高濃度の漂白剤を入れて、内側から歯を徐々に白くしていきます。
変色した歯を、被せ物(クラウン)やラミネートベニアで治療する予定の場合でも、内部の歯の色調をウォーキングブリーチで改善してあげることで、より審美的な結果を得ることが期待できます。
【歯を永久的に白くすることはできるか】
ホワイトニングの効果は、残念ながら永続的なものではありません。
歯科医院での再調整や、ホームホワイトニングによる定期的なメンテナンスを行うことによって、理想的な色味を維持していきます。
一方、ラミネートベニアでの治療を施した歯は、基本的には変色しません。
永久的に白い歯を手に入れたい方にはおすすめです。
ラミネートベニアは、歯の表面にフィットするように設計された、歯と同じ色の薄いセラミックのチップを貼り付けることで、変色や見た目の改善を実現していきます。
他の治療方法では改善されなかった極度の変色歯、歯の形などにコンプレックスをお持ちの方にとっても選択肢の一つになります。
一本〜複数の歯へ同時に治療を施すことができる治療方法となりますので、
お悩みがある方は、ぜひ信頼できる歯科医師に相談してみてください。
【ホワイトニング治療は誰でも適応になるか】
活動性の虫歯がある人、進行中の他の歯科治療がある人、または特定の健康上の問題を抱えている場合、特にホワイトニング用ライトとホワイトニング薬剤を併用するオフィスホワイトニングは避けるべきだと判断されることがあります。
・心臓疾患・糖尿病・悪性黒色腫などの疾患をお持ちの方
・妊娠中・授乳中または妊娠の可能性が高い方
・知覚過敏や歯茎に問題がある方
・無カタラーゼ症
・癌治療中の方
・未成年者
など
上記の方以外でも、外因性の着色や象牙質(歯の内層部分)が露出している・歯のひび割れ・歯の一部が欠けている場合など、ホワイトニング治療が適応にならない可能性があります。
ホワイトニング治療がご自身の歯に適しているかどうかは、歯科医に相談し治療方針を決定するのが良いでしょう。
【ホワイトニングにかかる費用】
・オフィスホワイトニング
一回あたり、800〜1300ドルの費用がかかります。
・ホームホワイトニング
約400〜600ドルの費用がかかります。
・市販の製品
市販の製品にはさまざまな種類があります。お手頃なものだと、ホワイトニング ストリップスが 11.80 ドルから購入できます。
ホワイトニング ストリップスは、オンラインやシンガポール各地の多くの店舗で簡単に購入することができます。
自宅で使用するLED ライトが付属されたジェル等は33.90ドル程で、Watson's や Guardian などの一般的なドラッグストアで購入することができます。
デンタルデザインクリニックで歯のホワイトニング治療を受けるメリットは何ですか?
Dental Design Clinicでは患者さまのことを第一に考え、少しでも安心して治療をお受けいただけるように
、治療費用をオープンにしております。
事前にカウンセリングで歯についてのお悩みと治療についてのご希望をうかがった上で実際に診察をし、
治療内容について再度ご相談・治療計画・治療期間・治療費の見積り等をご説明致します。
Dental Designs Clinicでは、安心・安全な治療をお届けすることはもちろん、ホワイトニングの効果を最大限に感じていただけるよう、ホワイトニング剤使用前のプロフェッショナルケア・副作用軽減のための処置・オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用できるプランなど、患者様一人一人に最適なプランをご用意してお待ちしております。
Dental Designs Clinicでは、他にもさまざまな歯科治療を行っています。
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